Sunday, March 29, 2020

Experimental dial making pt.1

先日久しぶりに注文でブロンズケースの時計を作ったのでその余った材料でもう一本作ることに。こちらもシングルハンドです。

ケースのデザインはほぼそのままにするので文字盤だけ変更。ダイバーズによくある丸とバーのアップライトインデックスだけども全然スポーティではない雰囲気を目指します。

とりあえず真鍮板にいろいろやっていきます。シングルハンド用なので厚めです。
インデックスが収まるスペースをエンドミルでカットして穴あけ。

手鋸で切り出したら旋盤で外径をきれいに整えて次へ。

表面に細かい凹凸をつけるフロスト(?)仕上げにしたいので準備します。
文字盤は適当な重さのある丸棒に貼り付け。それからアルミナ砥粒をバットにザラザラと。正式な方法なのか知らないけど丸棒をグリグリと回転させながら同時に砥粒の上を移動させます。

あっという間に30分経過。まだまだや。。。

はい1時間。だいぶできたけどまだムラがある。ずーっと腕をひねるからか手首以上に二の腕が痛い。

さらに30分以上頑張ってようやく完了。地味に疲れる作業です。違いが分かってもらえるかしらん?まずまずきれいに出来たのではないだろうか。

さて、ここからが一番やってみたかった真鍮のシルバリングというやつ。
真鍮の表面に魔法の白い粉をこすりつけると、その部分が黄金色から銀色になるというもの。先日入手したのでさっそくトライしてみようと。
写真撮り忘れましたが使うのはコレ。
このシルバリング・パウダーと、その効果を長持ちさせるためのフィニッシング・パウダーなるものも買いました。

粉のビンのラベルが取説を兼ねているので一応その通りにやってみる。独りなので工程中の写真はありません。。。

手順そのものは簡単で、まず対象物をきれいに洗浄・脱脂し、パウダーを少量きれいな布などにとり円を描くように真鍮の上に擦り付けていくだけ。

少し布に水を含ませて隅のほうからこすっていくとあら不思議、みるみる色が変わっていきます。全体にムラを残さないようにしっかり丁寧に手を動かします。

そして仕上がりはこんな感じに。なんか銀色というよりはホワイトシルバーという色味かな。でも上品で良い感じ。真鍮の重さをあまり感じさせないというか。

再度きれいに洗ってフィニッシングも全く同じ要領で施します。
最後に保護のためクリアラッカーを吹いて終了。

次回に続きます。

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